This page:病気 症状・原因・治療方法TOP > > 気管支喘息(ぜんそく)

気管支喘息(ぜんそく)の症状・原因・治療方法

気管支,喘息,ぜんそく,咳,たん,胸,胸痛,原因,症状,診断,治療



気管支喘息(ぜんそく)とは、抗原と呼ばれる異物が呼吸とともに肺に吸い込み、気管支でアレルギー反応を起こし、気管支にある筋肉が攣縮することで気管支が細くなる病気です。

原因

気管支喘息(ぜんそく)の抗原としては、ハウスダストやダニなどが主で、カビ、ペット、植物なども原因となります。
喫煙も喘息の原因になりますので、たばこの煙は吸わないように注意して下さい。

症状

気管支喘息(ぜんそく)の症状は、息切れ、呼吸時にゼーゼーといった音がする喘鳴、咳、たん、同期、胸や首の圧迫感など多種の症状がみられます。また、これらの症状は、1つだけの場合やいくつかの症状が同時に現れたりし、繰り返されます。
これらの症状が見られた時には、気管支喘息(ぜんそく)を疑ってみることが重要です。

気管支喘息(ぜんそく)の症状が現れやすいのは、一般的に明け方午前4~5時頃です。また、季節の変わり目、花粉が多く飛ぶ時期、掃除などによって粉じんを大量に吸い込んだとき、エアコンなどで急激な温度変化があったとき、極度の心理的ストレスがかかったときなどです。

診断

喘息の診断は、上記のような症状が発生した場合に呼吸機能検査にて、気管支の閉塞が改善するかを調べます。また、気道過敏性試験やアトピー素因検査、たんや血液中の好酸球などを調べる検査も行います。他の病気の可能性を調べるために胸部X線検査を行います。

治療

炎症を抑える治療のため副腎皮質ステロイド薬の吸入を継続して行います。吸入薬のため通常の量を使用している場合には、副作用はありません。ステロイド薬を多く使用しても症状が改善されない場合には、抗アレルギー薬を追加して使用します。

気管支が細くなる発作が起きた場合には、気管支拡張薬を吸入します。
これらの治療によって、気管支喘息(ぜんそく)の症状が治っても、アレルギー反応は非常に起こりやすいため、必ず医師と相談しながら治療を行う必要があります。