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B型急性肝炎の症状・原因・治療方法

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B型急性肝炎とは、血液、体液を介して感染します。B型肝炎感染者の血液に触れたり、もしくは感染者と性交渉をすることで感染します。

輸血に使用する血液の提供者は、検査を受けているので輸血によってB型急性肝炎に感染する事は、現在はほとんどありません。

原因

B型急性肝炎の原因は、先に書きましたように感染者の血液や体液に接触することで感染します。

症状

B型急性肝炎の症状は、感染から発病まで潜伏期間は1~3カ月と言われています。稀に6カ月に及ぶ場合もあります。肝炎の程度は人によって差があり、「少し調子が悪い」程度で終わってしまう場合や、A型肝炎同様に結構ひどい症状まで様々です。A型肝炎と比較すると発熱することは少なく、発熱したとしても高熱にはなりません。

治療

通常は2~3カ月で治ります。しかし、免疫不全患者では遷延化・慢性化することがあります。(→B型慢性肝炎)また、約3%の症例は、劇症肝炎(→劇症肝炎)と呼ばれる、生存率30%程度の意識障害を伴う重篤な肝炎に発展することがあります。人工肝補助や薬物療法を行っても肝不全が改善しない場合は、肝移植が必要になります。

予防

B型肝炎感染者の血液や体液に直接触れないことです。しかし、家族に感染者がいる場合や医療従事者など、感染者の血液、体液に触れる可能性がある場合には、B型肝炎ウイルスワクチンの接種を受けることで、HBs抗体を獲得し免疫状態となることが可能です。

しかし、ワクチンを接種しても全員が抗体を生成できるとは限りませんし、抗体が出来るまで6カ月もかかる場合があります。