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緊張型頭痛の症状・原因・治療方法

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緊張型頭痛とは、国際頭痛学会によると、圧迫されるような痛みと両側に生じること、日常の動作によって増悪しないこと、悪心や嘔吐は伴わないこと、光や音の過敏症ないことを特徴としています。また、緊張型頭痛には、心因性頭痛とうつ病に伴う頭痛があります。

症状

この緊張型頭痛の症状は、重く鈍い痛みで、後頭部の下や側頭部や目の奥にも痛みが生じます。

原因

緊張型頭痛が発生している場合のほとんどが、うつ向き姿勢のことが多く、うつむいているために後頸筋が強度の緊張状態にあるために痛みが生じます。
この場合は、頭を上げて上を向くだけで、後頸筋の緊張が緩和され痛みが無くなることがあります。

また、常に左右どちらかに頭痛を生じる場合には、無意識に頭をどちらかに傾けていることがあります。例えば、右側に常に痛みが生じる場合は、頭を左側に傾けていてるために右側の筋が緊張し痛みが生じます。

朝方に頭痛を生じ目を覚ます場合は、枕が高いか硬い枕を使用しているため後頸筋が緊張していることがあります。

他にも緊張型頭痛の原因として、頚椎の問題、低血圧、貧血、体型、ストレスなどがあります。

頚椎の問題
頭痛患者の約50%がこの頚椎に問題があります。頚椎は、重たい頭をしっかりとささえる役割をしています。頚椎は通常、しっかり頭を支えるために緩やかなカーブを描いていますが、頚椎に問題があると重たい頭を筋肉だけで支えることになり、頭痛を誘発します。
低血圧
低血圧の人がうつ向きになると、筋肉が硬く収縮するため血液の流れが滞り、緊張型頭痛を起こしやすいことが分かっています。
貧血
貧血の方は、血液が酸素を十分供給することが難しく、筋肉が酸素不足となり頭痛を生じます。
体型
頭痛患者の体型は、頭に対して首が細長いことが特徴的です。特に女性に多くみられます。
ストレス
何らかの原因で頭蓋筋が収縮している時に、強いストレスが加わると、酸素不足になり筋収縮が起き、痛みが発生するようです。

予防方法

  • うつ向き姿勢を避け、姿勢を正すこと。
  • 痛みを感じ始めたら、姿勢を正しリラックスして休憩しましょう。
  • 貧血や低血圧を治療する。
  • 頚椎を鍛える。
  • 枕を低くし、柔らかいものに替える。